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朝ドラ&春クール連ドラに出演した若手を総決算

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女優評論家・高倉文紀が分析する”月刊”ニッポン女優総研リポート 
女優シーンの「いまツボ」 朝ドラ&春クール連ドラに出演した若手を総決算

タレントパワーランキングの調査は年4回実施されるが、連ドラが始まってからの出演者の認知度と誘引率(その女優に対する関心の高さ)の変化を把握でき るように、連ドラがスタートして1か月後の2・5・8・11月に調査が行われている。今回は、2013年5月度調査の結果から、4月にスタートした朝ドラ と春クールの連ドラに出演していた、次世代女優の動向を分析したい。

☆あまちゃん(NHK)

 NHK朝ドラとして現在放送中の本作は、連日20%をこえる視聴率を記録して、人気ドラマになっている。主演の能年玲奈(3月号)は、2013年2月度の認知度は6.6%だったのが、朝ドラの放送が始まって5月度調査では29・6%まで上がった。誘引度も全体で84%と高い数値を示している。



 主人公の親友・ユイを演じている橋本愛(4月号)も、注目を集めている。認知度は2月度の15・1%から5月度は26・9%に上昇した。特に女性の認知度は31・6%まで上がった。

 小泉今日子が演じる主人公の母親・春子の少女時代を演じているのが、有村架純(4月号)だ。認知度の上昇が特に大きかったのは25~29歳の女性で、2月の12%から18%に上がった。彼女が登場する1980年代の回想シーンは、後半の東京編でも物語の重要なカギを握ることから、さらに認知・誘引率が高まりそうだ。


 現在放送中の東京編は、松岡茉優(4月号)、優希美青(5月号)も出演している。

☆35歳の高校生(日テレ系)

広瀬アリス

1994年12月11日生まれ 静岡県出身

フォスター所属

オフィシャルブログ⇒『あ、Listen.』

宮﨑香蓮

1993年11月20日出身 長崎県出身

オスカープロモーション所属

オフィシャルブログ⇒『KAREN MIYAZAKI』



 第1話で、学校になじめずトイレで昼食を食べる「ベンジョメシ」をする生徒・長谷川里奈は、米倉が演じた主人公の最初の友人となり、その後のストーリーでも大活躍を見せた。この役を演じていたのが、広瀬アリスだ。2010年には『明日の光をつかめ』でフジ系昼ドラ史上最年少で主演したほか、『セブンティーン』専属モデルとしても活躍する彼女は、本作でも注目を集め、認知度が上昇したほか、2月度に62・7%だった全体の誘引率が5月度は73・9%まで急上昇した。


 第3話で物語のメインとなった生徒役は、「いじめられているのではなく、いじめてあげているのだ」と主張する山下愛。主人公の言葉に救われた彼女は、3話の最後にはナチュラルな髪型に戻って、2人目の友人となる。この役を演じたのは、「Flower」のリーダーとしても活躍するほか、月9『ビブリア古書堂の事件手帖』でも好演した水野絵梨奈(5月号)。初めてタレントパワーランキングの調査対象に入った5月度調査では、20~24歳男性、25~29歳男性、25~29歳女性、35~39歳女性、45~49歳男性などで70%を超える誘引率を示した。


 スクールカーストの1軍に属する女子生徒のひとり、羽鳥梨花子を演じたのが、宮﨑香蓮。2006年の全日本国民的美少女コンテストで演技部門賞を受賞して、現在はハウス「フルーチェ」のCMにも出演中の彼女は、5月度調査では10~14歳女性、15~19歳女性、20~24歳男性。25~29歳男性、30~34歳女性などで誘引率が70%を超えた。


 1軍女子の泉優奈役で活躍した北山詩織については、今月号の「ジャンル別・この女優が注目されている理由」のコーナーで取り上げている。

 そのほか、今後が注目される女優としては、国分萌役の小島藤子、工藤美月役の新川優愛、結城舞役の藤原令子、衛藤瞳役の森川葵、第4話にゲスト出演した村上四季(5月号)がいる。また、松岡茉優が主人公の高校生時代役を演じていた。

☆幽かな彼女(フジ系)

山本舞香

1997年10月13日生まれ 鳥取県出身

インセント所属

スタッフブログ⇒『maika’s style』

香取慎吾が主演した本作は、幽霊が見える体質の中学教師を主人公とするユニークな学園ドラマで、副担任教師役を元AKB48の前田敦子が演じたことでも話題を集めた。平均視聴率は11・5%。最終回には14・1%を記録した。


 クラスのいじめを裏で牽引することもある、女子グループのリーダー・京塚りさ役をおとなっぽく演じた山本舞香は、「三井のリハウス」のCMでもおなじみの美少女女優。今回のドラマ出演で認知度が上がったほか、女性全体の誘引率は、2月度の56・2%から69・8%に伸びた。7月6日スタートの『仮面ティーチャー』(日テレ系)にも出演する。


 ダンス部に入って黙々と練習する内気な生徒・藤田ともみを演じた上白石萌歌(6月号)は、5月度調査では15~19歳男性、20~24歳男性、35~39歳男性、10~14歳女性、20~24代女性、25~29歳女性などで70%を超える誘引率を示した。


 ファッションへの高い関心がある矢沢舞役を演じた飯豊まりえ(5月号)は、まだ女優活動があまり多くないので、モデルとしての彼女をよく知る同世代の女性以外には知名度は高くないが、今回のドラマ出演で認知が上がったのは確実。30~34歳の認知度が、5月度は7%まで上昇しているのは注目に値する。


 回想シーンに登場する少女を演じた大友花恋については、今月の「注目!次世代女優ファイル」で紹介している。

 今後注目の女優としては、柚木明日香役を演じた広瀬すず、葉山風役を演じた柴田杏花、倉田円花役の平祐奈、第1話にゲスト出演した黒崎レイナらがいる。

☆春に活躍した若手女優の特徴

こうして見ると、橋本愛(熊本)、広瀬アリス(静岡)、宮﨑香蓮(長崎)、北山詩織(茨城)、山本舞香(鳥取)、上白石萌歌(鹿児島)、大友花恋(群馬)…と地方出身の女優が多く、しかもすべて異なる県だというのが興味深い。演じた役はタイプが異なるが、地方出身者らしい素朴な魅力を持つ女優のニーズが高いようだ。


 一方で、都市圏出身にも洗練された魅力があり、『あまちゃん』の能年玲奈(兵庫)、秋からの朝ドラに主演する杏(東京)、2014年上半期の朝ドラのヒロインに決まった吉高由里子(東京)など、朝ドラでは大都市圏出身の女優の起用が続いており、注目度が高い。

この記事を書いた人

高倉文紀(たかくら・ふみとし)
筆者プロフィール

女優・アイドル評論家。『日経エンタテインメント!』『girls!』などの雑誌で女優やアイドルを取材・分析。そのほか、週刊誌やテレビ番組へのコメント、映画劇場用パンフレット執筆、企業や芸能プロダクション向けの分析レポート作成なども行なう。
著書に『美少女を探せ』(JICC出版)、『テレビドラマの仕事人たち』(共著・ベストセラーズ)、『少女小説』(共著・双葉社)など。

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