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No.1男優・大泉洋の「タレントパワー」ヒストリー

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No.1男優・大泉洋の「タレントパワー」ヒストリー

 TBS日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』が好調だ。視聴率は7月期の民放連ドラで3位となる13.5%でスタート。以降、第7回までの平均は11.68%で、月9の『朝顔』に次ぐ第2位となっている。
 このドラマに主演し、自社のラグビー部を育てるトキワ自動車横浜工場総務部長・君嶋隼人を演じているのが、大泉洋だ。2019年5月度のタレントパワーランキング男優部門では阿部寛や嵐の面々を抑えて1位。北海道で結成された演劇ユニット「TEAM NACKS」のメンバーで、『水曜どうでしょう』で知られるローカルタレントだった大泉は、どのようにして全国区のトップ男優になったのか。

 

 タレントパワーランキングが大泉を調査対象に加えたのは本調査初回となる、2006年6月度から。大泉が05年1月期の『救命病棟24時』(第3シリーズ)で東京進出し、06年にドラマ『おかしなふたり』や『小早川信木の恋』などに出演した直後だ。当時の認知度は、53.5%。認知度に誘引率を掛け合わせて算出された「パワースコア」は18.7%だった。

 その後、ドラマ『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』(06年)に主演したり、映画『ゲゲゲの鬼太郎』(07年)でねずみ男を演じたりと話題を振りまき、08年2月度には認知度77.6%、パワースコアは32.1%にまで上昇し、一躍全国区の人気者になった。

 

 そして09年7月期、民放初主演ドラマ『赤鼻のセンセイ』が放送。放送前(09年5月度)のパワースコアは31.9%だったが、放送後(10年1月度)は34.3%と順調にスコアを伸ばした。  
 スコア40%超えを果たしたのは、10年11月期だ。これはNHK大河ドラマ『龍馬伝』の近藤長次郎役に加え、民放の『黄金の豚-会計検査庁 特別捜査課-』と『99年の愛~JAPANESE AMERICANS~』などに出演したことが大きい。しかしその後、主演映画『探偵はBARにいる』(11年)を興行収入12.2億円のヒットに導き、フジ月9『ラッキーセブン』(12年)に出演するなど活躍を見せるも、タレントパワーは35%前後を走行する。
 スコアが再び40%を超えたのは、14年5月度だ。これは、2月に主演したWOWOWドラマ『地の塩』が放送され、5月に主演映画『青天の霹靂』が公開され、興収11.8億円を超えるヒットを記録したタイミング。パワースコアは40.5%を記録した。

 

 その後、15年5月度に自己最高の42.2%を記録する。これは3月からNHK連続テレビ小説『まれ』に主人公(土屋太鳳)の父親役で出演し、5月に主演映画『駆込み女と駆出し男』が公開されて山を作ったことが大きい。
 40%台が当たり前になるのは16年からだ。16年2月度に40.7%を超えてからは30%台に落ちることがなくなった。これは16年の大河ドラマ『真田丸』で主人公の兄・真田信之を好演して俳優としての評価を高めたことに加え、4月公開の主演映画『アイアムアヒーロー』が興収16億円を超えるヒットを記録したことなどの影響だ。

 

 以降、何度か30%後半に落ちたことはあるものの、アベレージはずっと40%超え。興味深いのは19年2月度に認知度が89.4%まで急上昇している点だ。これは18年12月公開の主演映画『こんな夜更けにババナかよ 愛しき実話』が興収10億円を超えるヒットを記録し、19年1月に主演映画『そらのレストラン』が公開され、メディアに数多く露出したことが大きいだろう。今では認知度は90%近く、パワースコアは42%超えが当たり前となっている。

 

 

 最後に、大泉はどのようなイメージをもたれているのか、イメージワードを調べた。圧倒的トップを誇るのは「面白い」で70.9%。2位は「個性的な」で63.2%、3位は「演技力がある」で40%となっている。以降は「ヤンチャな」「存在感のある」「活発な」と続く。

 筆者は『日経エンタテインメント!』の取材で何度か本人にお会いしているが、高身長でスタイルが良く、「男前」の印象が強い。洒脱なトークの裏には「知的」「誠実」「優しい」などの印象を感じてきた。
 『赤鼻のセンセイ』から10年ぶりの民放連ドラ主演作『ノーサイド・ゲーム』では社会人ラグビー部の顧問を熱く演じており、「面白い」よりも「男前」の印象。本作のヒットを機に、イメージワードに変化が現れそうだ。

この記事を書いた人

泊 貴洋(とまり・たかひろ)
泊 貴洋(とまり・たかひろ)

ライター。演劇誌「演劇ぶっく(現・えんぶ)」、映画誌「ピクトアップ」の編集者を経てフリー。現在は『日経エンタテインメント!』『Pen』などの雑誌を中心に、俳優、女優、クリエイターらの取材・分析を行う。著書に『映画監督への道』『ゼロからの脚本術』(ともに誠文堂新光社)、『映画監督になる』シリーズ(演劇ぶっく社)など。テレビCMの研究も行い、『日経エンタテインメント!』に「CMフォーカス」を連載中(2013年〜現在)。

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