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いますぐブレイク候補!〜男優編〜 渋川清彦

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■受賞ラッシュ&主演と勢いに乗る“大人俳優”

 映画やドラマのバイプレイヤーとして活躍し、ミドル世代になってブレイクする俳優は多い。遠藤憲一や光石研、最近では小手伸也らがそうだ。今、その波に乗っているのが、45歳の渋川清彦だ。
 2018年は、14本の映画と6本のドラマに出演。19年には『柴公園』(TVK)で連続ドラマ初主演を果たした。また同年『閉鎖病棟—それぞれの朝—』(東映)、『半世界』(キノフィルムズ)、『WE ARE LITTLE ZOMBIES』(日活)での演技が評価され、日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞で助演男優賞を受賞。さらに『半世界』で高崎映画祭最優秀助演男優賞を獲得するなど受賞が相次ぎ、「今、映画監督が最も仕事をしたい俳優」と称されている。
 そして今年3月6日には、松本穂香とのW主演映画『酔うと化け物になる父がつらい』(ファントム・フィルム)が公開。酒を飲むと泥酔して手を付けられないダメダメな父親役を好演している。

■人気モデルからアウトローが似合う個性派男優に

 群馬の高校を卒業後、ミュージシャンを目指して上京。アルバイト生活をしていたところ、写真家のナン・ゴールディンにスカウトされてモデルになった。当時は「KEE」という名前で、『MEN’S NON-NO』『smart』などの雑誌で活躍していた。
 そして98年、24歳の頃に豊田利晃監督の『ポルノスター』(リトル・モア)で映画デビュー。千原ジュニアらと共演し、チンピラ役で存在感を示した。以降、豊田監督をはじめ、若松孝二、石井岳龍、中村義洋ら名監督の作品にたびたび起用され、アウトロー役を好演。06年に芸名を渋川清彦に改める。
 14年には『そして泥船はゆく』(大田原愚豚舎)で映画単独初主演。15年の『お盆の弟』(アルゴ・ピクチャーズ)、『アノレ』(スローラーナー)ではヨコハマ映画祭主演男優賞を受賞した。

 低予算の単館映画や新人監督の作品にも出演して日本のインディペンデント映画を支えてきた渋川だが、近年は連ドラのレギュラー出演も増えている。詐欺や恐喝を繰り返した刑務所帰りの男・寺角類を演じた『モンテ・クリスト伯 —華麗なる復讐—』(フジテレビ)や、家庭内暴力をふるう怠惰な父親を演じた『盤上の向日葵』(NHK BSプレミアム)などやはりアウトローな役どころが多いが、NHK大河ドラマ『西郷どん』(18年)では板垣退助を演じて正統派の演技を見せ、「カッコイイ!」「渋くて凄みがあってゾクゾクする」といった声がSNSに溢れた。
 今年は主演映画『酔うと化け物になる父がつらい』のほか、風俗店員を演じる『37セカンズ』(エレファントハウス、ラビットハウス)が2月7日に公開。舞台も2作出演が決まっている。

 タレントパワーランキングの調査によると、2018年8月度に4.5%だった認知度は、2019年11月度に6.5%に。女性より男性の誘引率が高いのは、そのダンディーなルックスに加え、モデル時代を知る世代が支持しているからだろう。
 イメージワードは、「演技力がある」と「個性的な」が1位で45.1%、2位は「落ち着いた」で33.8%、3位は「クールな感じ」で22.8%となっており、「力強い」「ヤンチャな」と続く。「センスが良い」「誠実な」「さわやかな」「さっぱりとした」といった幅広いワードに投票があるのは、さまざまな役柄を演じてきた「名バイプレイヤー」の証と言えるだろう。

 

渋川清彦(しぶかわ・きよひこ)
1974年7月2日生まれ
群馬県渋川市出身
公式サイト:http://www.decadeinc.com/kiyohiko-shibukawa/
所属事務所 ディケイド

この記事を書いた人

泊 貴洋(とまり・たかひろ)
泊 貴洋(とまり・たかひろ)

ライター。演劇誌「演劇ぶっく(現・えんぶ)」、映画誌「ピクトアップ」の編集者を経てフリー。現在は『日経エンタテインメント!』『Pen』などの雑誌を中心に、俳優、女優、クリエイターらの取材・分析を行う。著書に『映画監督への道』『ゼロからの脚本術』(ともに誠文堂新光社)、『映画監督になる』シリーズ(演劇ぶっく社)など。テレビCMの研究も行い、『日経エンタテインメント!』に「CMフォーカス」を連載中(2013年〜現在)。

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