タレントパワーランキング

タレントパワーランキング|株式会社アーキテクト

<女性支持の岩田剛典と男性支持の関口メンディーが上位に!個々のメンバーも活躍するEXILE TRIBE>

約 1 分

TV番組観覧・番組に参加したい人にお薦め!

『臼井孝のヒットは複眼で探せ!タレントパワーランキング編』(80)
EXILE TRIBE

話題のアーティストの「セールス状況」や「タレントパワーランキング」を見ながら、そのヒット傾向を読み解く『臼井孝のヒットは複眼で探せ!タレントパワーランキング編』。今回は、EXILE TRIBE内で特に注目されている13人のメンバーを比較してみたい。

<この20年間で、次々と同族の男性グループがヒット!>

前身のJ Soul Brothersを経て2001年に再デビューしたEXILEが2000年代に大ブレイクを果たして以来、2010年にデビューした7人組の三代目J Soul Brothers(以下、「三代目JSB」と表記)、2012年にデビューしたこちらも7人組のGENERATIONS、さらに2017年にデビューした3人のボーカル+13人のパフォーマーのTHE RAMPAGE、EXILEのダンス・パフォーマーである世界と佐藤大樹を中心に集まって2018年にデビューした現在8人組のFANTASTICS、更に2019年にデビューし現在も全員20歳前後と若い7人組でBALLISTIK BOYZと、次々とヒットを飛ばしてきたEXILE TRIBE。(このほかにも、全員がEXILE所属の6人組EXILE THE SECONDも活動中。)

<EXILEブランドを活かしつつ、その活躍ぶりをブランド力にフィードバックする各メンバー!>

彼らの特長は、個々のグループの紹介時に“from EXILE TRIBE”をつけて、そのブランド力をアピールすると共に、各メンバーが、ソロや別ユニットで音楽活動のみならずドラマや映画、演劇、雑誌モデル、さらには情報番組やバラエティー番組などで露出することで、各メンバーもそのEXILE TRIBEというブランド力を高めている点ではないだろうか。

今回は、そのメンバーがどのような年代の男女に支持されているかをタレントパワースコアから読み解いてみたい。まず、EXILE TRIBEの中で、2019年11月時点で、調査対象となっているのは以下の13人となっている。

EXILE → ATSUSHI、TAKAHIRO、AKIRA、NAOTO、佐藤大樹
三代目J Soul Brothers → 登坂広臣、今市隆二、岩田剛典(たかのり)、山下健二郎
GENERATIONS → 関口メンディー、白濱亜嵐、片寄涼太、佐野玲於

ここで注意いただきたいのは、今回はこの13人のみの調査なので、ここに名前が無くても人気のメンバーはいるし、またこの13人中で下位になっているメンバーがいるとしても、決して人気が無いという訳ではないという点だ。なぜなら、彼らは既にEXILE TRIBE全体としては、十分に有名なのだから。

(調査対象の13人と、各グループの人気)

<全体では1位は、三代目JSBの岩田剛典、2位は三枚目キャラの関口メンディー!>

それでは、まずは全体の傾向を見ていこう。全体を見ると、1位は三代目JSBの岩田剛典。彼の場合は、三代目JSBとEXILEに同時に所属しつつ、その優男系イケメンキャラを活かして毎年のように映画、ドラマの主要キャストに抜擢されていることが確実にスコアに反映されているようだ。

(三代目J Soul Brothers所属でEXILEにも所属する岩田剛典)

その岩田に次いで、2位にはなんとGENERATIONS(彼もEXILEを兼任)の関口メンディーがランクイン。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ大柄だけど三枚目トーク全開でテレビ番組ではピンでトークゲストに呼ばれるほどの人気。この2人が、三代目JSBやGENERATIONSのみならず、EXILE本体よりも高スコアになっている点はかなり注目すべきだろう。しかも、通常のグループではボーカルメンバーがグループの1番人気になるのが多いが、彼らはどちらもパフォーマーである点も興味深い。

(GENERATIONS所属でEXILEにも所属する関口メンディー)

そして、3位から5位には、EXILEのボーカルであるATSUSHI、TAKAHIRO、さらに映画やドラマの主演経験もあり、2019年には台湾出身の女優リン・チーリンとの結婚も話題となったAKIRAがランクイン。EXILE本体のメンバーはやはり幅広い層の人気から上位入りしているようだ。

(EXILE TRIBE メンバー 男女別)

これを、男女別で見ると、全男性では、関口メンディーがトップに、そして全女性では岩田剛典が2位以下を大きく突き放してのトップとなった。この岩田のスコアは、アラサーの男性俳優としても、かなり上位になるほどで、いかに彼が音楽アーティストのみならず、タレントとしても成功していることが分かる。そして、女性部門の7位には、GENERATIONSのボーカル、片寄涼太がランクイン。2017年の映画『兄に愛されすぎて困ってます』(主演:土屋太鳳)出演以来、中国ではファンが街頭ボードを買い取って広告出稿するほど熱狂ぶりで、今後、日本でもさらに人気が高まることは間違いないだろう。


(GENERATIONS所属の片寄涼太)

(EXILE TRIBE メンバー 男性×年代別)

<女性人気メインの登坂広臣や片寄涼太は、実は若い男性にも人気>

これを、男性年代別で見ると、さらに年代ごとに違いが出てくる。まず10代・20代ではやはり同年代の関口メンディーがトップで、女性全体に人気の三代目JSBの登坂広臣や、GENERATIONSの片寄涼太も上位に。つまり、彼らは男性全体では目立たないが、若い男子にはファッションリーダーとしても、人気ボーカリストとしても支持されているようだ。特に、登坂はアニメ『名探偵コナン』のテーマ曲を歌ったり、片寄はこの年代に大ヒットした19年のドラマ『3年A組』に出演したり、ソロ活動もプラスになっているはず。

(三代目J Soul Brothers所属の登坂広臣)

30代・40代男性では、EXILE ATSUSHIがトップに。やはり十数年前、学校や運動部の規則から髪を伸ばせない男子学生たちに、丸刈りでもカッコよくできるお手本を示した貢献度の名残も大きいのだろうか。また、『ZIP!』での曜日別パーソナリティをつとめる三代目JSBの山下健二郎もナチュラルなキャラが支持されてか同年代の男性で人気。さらに、50代・60代ではEXILE TAKAHIROがトップとなった。彼の場合は、武井咲(ハズキルーペCM!)との結婚前は、女性人気が圧倒的だったが、近年は空手や書道など硬派なイメージからか年輩の男性に人気のようだ。

(EXILE ATSUSHI(左)とEXILE TAKAHIRO(右))

(EXILE TRIBE メンバー 女性×年代別)

<女性年代別では白濱亜嵐、今市隆二、男女年輩層ではAKIRAの人気も>

他方、女性年代別も全く異なる傾向で面白い。まず10代・20代では全年代女性に強い岩田剛典がトップだが、2位にGENERATIONSの白濱亜嵐が続く。彼の場合は、デビュー前から劇団EXILEでの実績を経て、若者向けのドラマや映画での主演が続いており、もともと演劇部門で注目されていたことも大きい。彼もEXILEを兼任しているが、このように別グループで人気の岩田、関口、白濱をEXILEも兼任させることで、その相乗効果を狙っていたとすれば、そのトップであるHIROは相当に優秀な戦略家であることをデータが裏付けていることになる。

30代・40代女性では、岩田、EXILE ATSUSHIが2TOPで、6位に三代目JSBのボーカル、今市隆二がランクイン。もう一方の登坂に比べ、ワイルドな部分が同年代女性に支持されているのだろうか。また、50代・60代では男女ともにEXILE AKIRAが3位にランクイン。2015年の主演ドラマ『HEAT』が低視聴率&打ち切りでネットニュースでは話題となったが、その後、2019年に大森南朋とのW主演となった映画『この道』で作曲家・山田耕筰を好演するなど、演技に厳しい年輩の男女には確実に支持されているようだ。

(三代目J Soul Brothers所属の今市隆二)

<各メンバーの人気が充実したところで、2020年はEXILE本体の躍進にも期待>

以上のように、個々のメンバーを見ても、その華々しい活躍が目立つEXILE TRIBE。2020年はEXILE本体が元日にCDシングルとしては3年半ぶりとなる「愛のために 〜for love, for a child〜」をリリースし、以降も精力的に活動するとのこと。今年は東京オリンピックも開催される予定なので(新型コロナウイルスが心配されるところだが、なんとか収束してほしいところ…)、その波に乗ってどこまで躍進していくか注目したい。

 

 

著者プロフィール

うすい・たかし。1968年京都府出身。地元大学大学院理学研究科修了、専攻は理論化学(だったはず)。総合化学会社、音楽系広告代理店での数値解析やマーケティング実務を経て、05年にT2U音楽研究所を設立。現在は、音楽分析や配信サイトの選曲、コンピレーションや復刻CDの企画のほか、日経エンタテインメント!や共同通信『臼井孝の音楽玉手箱』などで愛と情熱に満ちたコラムを執筆。19年には18組のJ-POPアーティストの楽曲を複眼的なヒット分析とムダ知識(笑)で解説した『記録と記憶で読み解くJ-POPヒット列伝』(いそっぷ社)の(書籍)(kindle版)を刊行。現在、渋谷のラジオにて、1アーティスト限定のランキング番組『渋谷のザ・ベストテン』(水曜・13時~)を生放送中(専用アプリで全国どこでも聴くことが出来ます!)。Twitter@t2umusic(よかったらフォローして下さいませ♪)

2019年4月より、コミュニティFM「渋谷のラジオ」にて水曜13時から生放送でお送りしてきた『渋谷のザ・ベストテン』。2020年1月からは「渋谷の大人ベストテン」と題して40代以上のアーティスト限定でヒット曲をお送りしています。専用アプリから全国で生放送が聴けますし、過去のトーク部分は番組の(『渋谷のザ・ベストテン』note)から聴くことができます。よろしければ♪

また、2020年3月20日(春分の日・祝日)には、FM青森の特番『EXCITING REQUEST CLUB ~spring ver.~』 にゲスト出演いたします!radikoのエリアフリーだと全国で聴けますので、こちらもよろしければ是非♪

この記事を書いた人

臼井孝(うすい・たかし)
1968年京都府出身。京都大学大学院理学研究科修了、専攻は理論化学(だったはず)。総合化学会社、音楽系広告代理店での数値解析やマーケティング実務を経て、05年にT2U音楽研究所を設立。現在は、本業で音楽分析やau Music Storeでの選曲(イチオシ、特選ページ)、CD企画をする傍ら、共同通信『臼井孝の音楽玉手箱』、日経トレンディネット『臼井孝の音楽チャートから見るヒット曲最前線!』などでも愛と情熱に満ちた連載を継続中。Twitter@t2umusic(よかったらフォローして下さいませ♪)

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